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Hiromi Holden

第3話 少しずつ読めるようになる。



フォニックスを始めて2ヶ月ちょっと・・・・

2年生グループは今基礎をやってます。


AIUEO

これ母音ですね。

Aを『エー』とは読まず『ア』と読む練習。。


先日は母音があるとaではなくてanを使うことを勉強しました。


正直にいうと

フォニックスを勉強してるからと言って

劇的にすぐに話せるようになることはないです・・・。


言語ですので

何度も何度も繰り返すうちに身につくものですので、

今は辛抱の時期・・・。


授業では毎回、前にやった事が出てきたりして

『あれ?この前聞いたな?』と思ったりしながら

前に進む毎日です・・・。


教えるということをやっていると

すぐに効果が出る方法が何かないだろうかと

無駄たと知っていてもいつも模索するのですが、

成果が出るのは常に1年後です・・涙


今まで見てる限り

すぐに効果が出る覚え方などは

すぐに覚えられる分、すぐに忘れてしまいがちで・・・

なかなか身につきません。


覚え方があったのに

その覚え方が思い出せない

そのせいで

それ自体も思い出せないという経験ないでしょうか。。


大人になって覚えていないもののほとんどは

この類のものになるのでしょうね。。


この仕事をやってると

やはり反復練習や毎日の積み重ねが

最後は心と頭に残るのだと痛感します。


とはいえ1年全く変わらない訳ではなく

日々少しずつですが

変わっていっているのも事実です。


2年生グループのUの発音

『umpire』 この単語

審判のことなんですが

中学生でも知ってる人は少ないはずですが

小学2年生組は言えるし、意味もわかってるという・・・


使っているテキストの基準が

日本ではなく世界なので

なかなか面白い単語を覚えていく羽目になるのですが

それがまた面白いですよね。。


Uncleも言えますが

イギリスやアメリカなどの英語圏で

親戚のおじさんのことを呼ぶ時は

アンクル〇〇ということも学習しました・・


このことを知ってる日本の英語学習者も

そう多くないんですよね・・・。


こんなふうに

少しずつですが

英語と英語にまつわる文化や背景も

授業でやっています・・・。


こういうものが

言葉に意味を持たせ

その言葉の情景をイメージさせる。


言語は話したり書いたり読んだりするだけのものではなく

その言葉を使っている人たちの文化やものの考え方を

理解するものでもある

そんな風に自然に捉えられたらと願いつつ

英語だけではない部分にも

時々授業で触れています・・・。



6年生の生徒さんは

この英会話で初めて英語を勉強してます。

フォニックス歴2ヶ月・・。

読むのがかなり上手になりました。


最初は簡単な単語も読むのに苦労してましたが

今は長い文章が読めます。

彼女の場合は最初から素質はあったものの

劇的な変化です。


彼女のいいところは耳です。

もちろん完璧ではありません。

でもそれでいいのです。


間違えるからこそ

正しいものがわかる。



間違うから印象に残りやすいのです。


何度も間違え

それでも諦めず

聞く努力をし

それを言葉に発する。。


こうして彼女は今

長い文章を読めるようになりました。

ちょっとした物語も読めます。


日本語にも読み方があるように

英語にも読み方があります。。


まずは単語。


短い単語だと

そう問題はないのですが

長い単語だと

難しく感じてしまいます。。。


中学生の生徒さんでも

長い単語になると

ちょっと焦ります。。。


conversation


この言葉・・会話という意味ですが

テキストの問題でよく出てきます。


Listen and complete the conversation below.

(聞いて下の会話を完成させなさい。)


これ、実際の教科書の問題なんですが

最初は中学生でも読むのに苦労してました。

今は小学2年生以外で

読めない生徒さんはいませんが。

中学生組はもっと難しい単語を

日々読まされていますからね。

教科の質問が全部英語なんで

仕方ないですけどね。。笑


で、長い単語を読む時・・

何に苦労するかって

一気に読もうとするから苦労するんです。

混乱する。


だから解決方法は...


長い単語は切って読みます。


con ver sa tion

こうやって音にして読むと

『あ!カンバセーションって会話だ』って気づく人もいれば

読んでこれの意味を知る人もいます。


長い単語は切って読む。


こうすることにより

読みだけでなく書く時も覚えやすくなります。


そして、この中にフォニックスの知識が入ると

より一層読みが早くなります。


長い単語は短く切って読む。これにアクセントも一緒に覚える。


さて、今度は長い文章です。


長い文章を読む時

一番簡単なのは、日本語と同じように「、」があるところで切ります。

まあ、これは説明はいらないでしょう。


次に文章の意味が完結してるところで切る。


これは意味がわかって読んでたらできるんだけど。。。

実際に読んでる時は

読むのに一生懸命で

なかなかそこまで意識できない人が多いかもしれないです。。。


まあ、日本語でも本読みさせちゃうと

文字だけ追ってしまって同じようになる人もいるから

英語なら尚更・・・・。


なので、ある一定のルールみたいなのを覚えてると

切りやすい。。。


長い文章の途中に出てくる接続詞 when ,If , because , andやorなどの前で切れる事が多い。


元々接続詞というくらいだから

接続してる訳で・・・


文章と文章を接続してるということは

そこで切れてると考えられる。。


また、長文を読む場合

主語と動詞をはっきりさせて読むと

意味を捉えやすい。


誰が(主語)どうした(動詞)。

これに色々な内容が加わって

もっと分かりやすい文章になるのだけれども

この2つで文章の大きな意味は掴めるため

最初の頃はここを意識しながら読むのがおすすめ・・。


日本語は最初に主語が来て

最後に動詞が来る。


英語は最初に主語が来て次に動詞が来る。


英語の場合、主語が長いこともよくあることなので

どこまでが主語なのかを見極めるのに

動詞を意識するのもまた大切だ。


ここに例にあげたのは

ほんの一部であり

やはり長い文章の読みは

日頃からやっておくのが一番なのだ。


なんだかんだ言っても

長文読解の一番の敵は

「文章長いから難しそう」という

自分の思い込み。


日頃から読んでいれば

自然に読めると思うし

読もうと思う・・・。



だから、授業中は

長めの文を読む機会を作るようにしている。


先に話した

小学6年生の生徒さんは

今まさに「読めないかも」というこの壁を

打ち破ろうとしている。


読めないかもしれないという精神の壁を突き破ると

思った以上に

楽しく読めたりするものなのだ。


本校には

意図的に英語の本を沢山置いている。

絵本から旅の本まで・・様々な内容の本。。


これは子供たちが

英語が読めないという思考のその壁を打ち破って

読めるかも!!と思った時に

読む機械を与えるために用意したもの・・・。


日本の本と同じく

英書もまた読めると見える事が沢山ある。


英語を翻訳されてるものを読むのと

原本を読むのとではまた感じ方も表現も違ったりする。


それを知ってると・・

なんだか自分だけ得した気分になったりして・・笑


今はまだ始まったばかりですが

いつの日か

そこまで引っ張って行けたらな・・・


私もベン先生もそんな風に思ってます。。


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