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Hiromi Holden

第4話 本を読めるようになる


ご存じの通りフォニックスという学習方法で

文字を読めるように練習をしています。


問題文もなるべく英語で表記したものを読ませています。


フォニックスを導入して

この「読み」ということに力を入れる理由は・・・

最終的に英語の本読みを定着させるのが目的だからです。

 日本でも日本語を伸ばすのに必要なのは本読みだと言われていますが、

英語でも全く同じことが言えます。

文法主義で英語を習った私たちは、いつもぶつかる壁があります。

それが・・・例外。


文法には必ず例外が存在します。

どんなに完璧に文法がわかっていても

例外がある。。。

そう思うだけでガックリしますね。。

私がネイティブの先生がいいというのも

実はこの「例外」も関係してます。


例外という内容はつまり

その例外を「知ってるかどうか」で差がつきます。


ネイティブの先生は様々な場面で英語を使ってきたから、

何故か理由は知らなくとも

それが「間違い」や「正しい」ということを

知ってるのです。


ネイティブではない先生の圧倒的に弱い部分はここです。

ただ、知らなくても知ってるかのように教えられて・・というのもよくあり

自分の英語のレベルが上がるにつれて、問題が大きくなっていきやすいです。

また、お国によって間違った表現が誠のように教えられてることも多く

その環境で勉強して間違いに気づかないままというのもよくある問題です。

だから、間違ったまま定着してる英語を○○の国の独特な英語表現だな・・と

理解してればいいのですが。。

その違いを知るにはまず正しい英語を知る必要がありますよね。


そういう英語。。実は日本にも結構あるのですよ。


教科書とか・・笑

べン先生が高校で教えてた時よく愚痴ってました。 「こんないい方しないのに」って。。。

たまに、英検の問題にも「これ、答えないんだけど?」とか

「これ、答え1つじゃないね。」とか

言ってますけどもね。。笑

まあ、私は、「黙ってなさい。」ってよく言ってましたが。

ベン先生の一言で教科書の内容やテストの内容を変えることできないので。。。

まあ、ベン先生が違うといった表現は

私のクラスは授業では流しましたし、

中間期末のテストにも出しませんでしたがね。。。笑


こういう問題が起こるのは

全て文法で英語をマスターさせようとしてるからなのですよ。

とはいえ、文法を軽視しろっていうわけではないのですが、

そればかりだと本当の英語からは遠ざかると言いたいのですよ。。

つまり・・・

文法だけで英語を押し切ろうとすると,歪みが出てきます。


この前の中間の時にちょっとだけ、中学生の勉強をチェックしてたのですが

その時に使ってた中学生の問題集を見てまたベン先生が

言ってましたけどもね。。


この英語はおかしいとか

この表現でも間違いではないはずとか(つまり答えが沢山あるの意味)


文法だと、どうしても答えが1つしか出ない教え方になるのだけども

言語というものはそういうものではないことが多いのです。

英語もそうですが、日本語でも同じ意味の言い方や表現方法は沢山あるわけで・・

その表現の幅を知ってるのはやはりネイティブのほうが圧倒的に知識量が多いのですよ。


とはいえ、全員のネイティブが正しいとも限らないというのも現実で

間違った英語を使うネイティブなんかもかなりいるわけです。

日本語もそうですよね。

日本語を話す日本人の日本語が全員正しいわけではない。


じゃあ、どこで差がつくか・・・


それが本(読み物)です。


ちなみに、ベン先生の場合は

「本」+「(大人まで)英語を教える専門の学位」をとってます。

つまり、ネイティブでも表現の幅などは

ほとんど読み物から知識を得ているのです。

沢山の本や記事を読み、その中から言葉の使い方や表現方法を目にすることで自然に身に着けます。

つまり

意識しなくても、何度も出てくるうちに自然に認識し始めるのです。


そう、日本語の本読みと全く同じ効果です。

イギリスで始まったフォニックスという学習方法は

実は本を読むことを目的としていると言っても決して過言ではないのです。。


文字を音にし読むことで理解する。

この作業を本でやることを目的としてフォニックスを覚えていきます。


私の子供たちも同じ方法で英語を学びました。

フォニックスをのルールを覚え、その単語が使われる本を読むことが

必ず宿題として出され読むことを毎日続けました。


こうして定着させ、いつしか分厚い本を一人で読むようになりました。。

気の長くなる作業ですが

やらないと始まらないのですよね。。


すぐに成果が出るものは

定着しません。

定着させるのは時間がかかり

繰り返しやる必要があります。


焦らずゆっくり

まずは基礎から始めます。


6年生のCちゃんはこの教室に来て7か月ほどたちました。

今は小冊子の本を読んでもらってます。

フォニックスは5レベルのうちの4ですが

ほとんどの文章は読めます。


英語を習うのは初めてということですが

もともとの英語を理解する能力も早かったと思います。

それでも

目覚ましい進歩です。


小冊子を読んできてもらい

授業終わりにまた音読してもらいます。

意味も理解してるかチェックします。


このとき、日本語訳はさせません。

大まかに内容を理解してるか・・ここに焦点を合わせます。

絵本ですので、絵から何が起こってるのか

想像し、これを英語で理解します。


従来の 

「英語を見て」→「日本語にする」→「意味を理解」

の過程ではなく

「英語」→「目視」→「理解」


つまり

英語を英語で理解することのスタートです。

英語を英語で理解するようになると

英語を聞き、理解するスピードが速くなります。

日本語を間に挟まないので。


だから、まずはここからです。


Cちゃんは7か月フォニックスをやって

スタートラインに立ちました。

今から沢山面白い本を読ませようと思ってます。

なんだか成長を見守るのが楽しみです。


本校にはたくさんの本を置いてます。

すべてこれは読むためにあります。。


興味のある生徒さんは

いつでも声をかけてください。。

貸し出します。。








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