第6話 本読みの理想と現実
- Hiromi Holden
- 2023年2月11日
- 読了時間: 8分
本読みを始めて3か月ほどたちました。。
楽しく本を読んでくれる子供たちや、大人(中高含む)が増えてきて
ちょっと嬉しいです。。
前にも書きましたが
本を読むことは日本語と同じで
英語力へ大きな影響を及ぼします。
文法でカバーできるところは限られていて
全部を説明できないことが多いのは
英語を勉強すればするほど
身に染みて感じることです。
ネイティブの何故だかわからないけど
この表現はおかしいとか
間違ってるという感覚のほとんどは
本読みから来ることが多いです。
私でさえ、子供たちと本を一緒に読みつつ
知らなかった表現を
発見することは多々あり
日々勉強です。
この発見は本読みのレベルが1の本でさえ
たまに起こり得ます。
こういう発見を
「へえ~、こんな風にも言うんだな~!」と
楽しみながら子供たちと読んでます。
本読みってそういうものなのですよ。
「へえ~!」
とか
「この先はどうなるんだろう?もっと読みたい!」
「多分、こんなふうになるな~!」と
内容に夢中になりながら
何度も出てくる表現を
覚えていきます。。
今年度入学したFちゃんは
まだ幼稚園の年長さんです。
でも、本読みが大好きで
今ははまって読んでくれてます。。
最初は読めなかったのですが
3か月頑張り続けて
今は、新しい本も知ってる単語を拾って
自分で読もうとします。
自分でもっと読みたいと
私たちに多くの本を要求したりして。。
読めることが楽しくなってきたようです。
小学4年生のAちゃんは
ここにきて半年がたちます。
週2回来てるのでやはりほかの生徒より
得るものが多いです。
本読み歴3か月ですが
彼女の成長スピードは
私の想像を超えていて
本読みにもその成果が表れています。
与えられた本は
初めて読む本でもこのような状態になってきました。
この状態になれば次へレベルアップです。
でも、このレベル2の本は重要表現が多いため
もうちょっと続けて1か月後にレベルアップします。。
読めない本を読ませる方がいいように感じるかもしれませんが
読めるものを確実にしていく方が
本当は重要です。
これは読めるという自信を確実なものにするためです。
読めるものを確実にしていく。
この作業は、時間のある子供たちにとって
重要だと思うのですよ。
新しいものをたくさん詰め込み過ぎると
知ってたものさえ忘れてしまい
全滅してしまいます。
だからほんの少しずつ増やしていくのです。
自信と一緒に。
本読みのポイントは
音を追わないこと。
この本読みは暗記をさせるためにしているわけではなく
読めるようにしていく練習の一環です。
なので、音だけを追わず
文字を追い、それを読む練習をしていきます。
最初は音を追っていても
最後は文字を追ってよめるようにする。
これが目標ですよ!
なぜ、読むことが大切か。。。。
その理由を理想的な内容で
お伝えしましたが
今度は現実的な内容でお伝えします。
中学までは英語の大変さは
あまり気にならないでしょう。
しかし、高校になると
一気にその内容は違ってきます。
英会話が得意で教室に通ってた子が
高校の英語の授業で挫折する・・・
これ、「あるある」な内容です。
私自身英語を学校で教えていたころ
こういった内容の悩みをよく耳にしました。
理由はただ一つ。
覚える量が半端なく多いこと。
単語にしろ
文法にしろ
なんにしろ、覚えさせられる量が半端ない。
しかも、今まで優しかった長文だったものは
いきなり長い文章を読まされるようになり
レベルの高い学校に行けば行くほど
英語の授業はかなりしんどくなっていきます。
正直に言います。
文法は後でどうでもなります。
覚える量は少なくはないけれど
多くもないので
努力すればすぐになんとかなるでしょう。
しかし、問題は長文読解
そして、近年増えてきた英作文。
この2つだけは、一長一短ではどうにもならず・・
積み重ねていく以外に方法はないのですよ。
だから、〇筑高校なんかは
さっさと文法を終わらせて
ひたすら長文を読解させる授業を展開してるようです。
高校1年生の段階で。
つまり、長文読解できないと
落ちこぼれていくシステムです。
先ほど言った長文は慣れ・・・
というのを授業で実践してるのでしょう。
しかも、かなりスパルタな感じで。
ついていければ
きっと3年生のころには
ある程度の文章は読めるようになるでしょう。
苦しいでしょうけどねえ。。多分。
では、そんなことをしないと読めないのか?
答えは「いいえ。」です。
では長文読解に早道があるのか?
答えはこれも「いいえ」です。
この高校は短期間で成果を出すために
いわば強制して読ませてるわけです。
日本人生徒の多くはこの強制にならないと
本気出さないので
まあ、ある意味仕方ないと言えば仕方ないけども。。
よまなければいけない環境を作り出し
読ませることを繰り返し
長文に慣れさせる。
本来多言語の本を読めるようになるには
ある程度時間がかかるものなのですよ。
それを短い時間でなんとかしようとした
苦肉の策ですよね。
文章を読めるようになるには時間がかかる。
なのに、なんで日本の英語教育は文法には力を入れるのに
読むことに力を入れないのか?
何ででしょうねえ。。
不思議ですよ。まったく。
会話できたってある程度読めて書けなかったら
仕事にはなりませんからねえ。。
だいたいそもそも、日本は英語に対する目標が極端なんですよ。
ある程度読めて書けて聞けて話せる。
そこの目標を置けばいいのに
目標が高すぎて
この目標についていけない殆んどの日本人が
この4技能を出来ない状態のまま
放り出されてしまってて。。
だから、世界の中でも日本全体の英語の能力は
低いままなのですけどねえ。。
まあ、個人ではすごい人沢山いますけどね。
そういうのは国としての英語力ではないので。
これを言い始めたら
キリがないので言いませんけども。。
まあ、とにかく
大学の入試では、いきなり難しい文章問題が出る。
このギャップを埋めるのに
高校で短期強制詰込み型の教育に
つながっていくわけです。
つまり、学校で力を入れて教えてることと
大学の入試で聞かれることの内容が
違うということなのですよ。
これは昔からの
英語教育のテーマだったんですが
未だに改善はされてないようですね。。失笑
なので、読みの時間を長くとれば
高校でやってる短期間で到達するその場所へ
スムーズに到達できます。
たぶん早めに到達するでしょうね。
まずは読めないという概念を取り外します。
読めるはずだという状態に持っていきます。
そのうち、ほとんどの本が読めるようになり
本のなかにある数個の単語が
新しく知らない単語になります。
その知らない単語を本を読むたびに知っていく。
これを繰り返すと
膨大な量の語彙力になっていきます。
もちろん、全部が身になるわけではないかもしれません。
途中で忘れたりするでしょう。
でも、何冊も読むと
何回も出てくる単語があることに気づき
それだけは覚えていきます。
この何度も出る単語が、ある意味重要なのですよ。
そのうち
何度も文法も目にし始めます。
同じような表現が何度も出てきて
そして、それが重要なのです。
そして、ある程度読み進めると
わかるはずなのですよ。
英語って難しくないんだ・・・って。。
まあ、そこまでは長い道のりですが
その長い道のりに
近道などはなく
語学を学ぶ上で地道に積み重ねていく以外の方法はありません。
日本語が話せる日本人の日本語の勉強が
学校で何年も続いた時と同じなのですよ。
特に語学は
時間をかけるか
強制的にそこまで短時間で持っていくか。。
この2つに1つでしょうねえ。。
そして・・
前に話した通り
強制的に短時間で能力を上げれたとして
その能力がずーっと身に付くかというと
そうではないのが現状です。
つまり、何もしなければ
短時間で得たものは
短時間で失います。
これが世の常です。笑
瞬発力は持続しないから
力を発揮できるのですよ。
いわばその場を切り抜ける力ですよね。
その力を
持続させたいのであれば
瞬発力で得た能力を
何らかの形で継続するトレーニングや環境が必要です。
短期間で英語の能力を上げ
そのあと、英語しか使えない環境に身を置く。。
これは有効的かもしれません、
まあ、苦労はするでしょうけどね。
たぶん海外に移籍するスポーツ選手とか
こういう方法取る方多いかもですね。
つまり、短期間で得た能力も
結局は時間をかけて定着させないと
力にはなりにくいのですよ。
なので、短期集中は近そうで
実力にしたいなら
結局そのあと時間をかける必要があるということ。
最初に時間をかけるか
後に時間をかけるかの違いだということです。
だから、私個人は、お子さんが小さいのならなおさら
早めに長く時間をかけて
英語力を伸ばしていくというのが
一番効果的ではないかと
私は思ってます。
最初から時間をかけると
短時間で感じることができなかった
英語の面白さや
英語を通して知る様々な文化などを
楽しめますですからねえ。。
無理が少なく上達しやすいです。
高校生になって
長文読解が始まって
長文を読解することに必死になるって満点取るより
長文よみながら「へえ~、そうなんだ~」と
内容に気を取られながら読みつつ満点を取る。。
同じ満点でも
どちらが理解が深いかわかりますよね!
また、テストとしての長文読解は
やり方が別にあるのです。
これはたぶん、学校では教えない方法だと思いますが。
でも、ネイティブはこの方法で長文読解していきます。
レポートや論文を書くのに
必要な内容をいち早く見つける方法なんですよ。
これをネイティブは学生のころから練習させられるそうです。
この方法は
わが校では大人・中高生のコースでやってます。
正直にわが校は
英語の伸びが劇的に・・・という
よくある英会話教室の宣伝とは
かけ離れてるかもしれません。
普通、英会話教室は
会話特化型の教え方が多いため
目に見えて話せるという実感を持つことが多いかもしれません。
わが校のように総合を目指してると
全部を均等にやってるので
伸びは若干遅めに感じると思います。
嘘を言うつもりもないので
急に伸びるということを言うつもりもないです。
時間がかかる方法をあえて取ってますので。
でも、ちゃんとついてきてくれたら
どの子にも英語の底力はつけさせてあげれると
思ってます。
英語が好きな子が
英語をずーっと好きでいられるように
英語が苦手な子が
少しでも英語がわかると思えるよう・・
手助けできたらと思ってます。
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